導入事例

ガスの使用開始(開栓)受付 


2030
年の日本海ガス絆ホールディングスグループの目指すべき姿を示した「NEXT Vision」に定めた経営課題解決取り組みの一環として、commuboを導入いただきました。BIZTELとの連携、カスタマイズ性、導入・運用のスピード感をご評価いただき、PoCを経て本稼働に至っています。 

コールセンター体制強化で経営課題解決に貢献、ポイントはシナリオのカスタマイズ性・BIZTEL連携・スピード感 



日本海ガス株式会社 管理部 お客さまコールセンター マネジャ- 金瀬 正志 様(写真右) 

日本海ガス絆ホールディングス株式会社 DX推進部 DX推進グループ 主任 佐々木 俊明 様(写真左) 

20257月時点) 

導入企業名

日本海ガス株式会社  

業種

ガス事業(インフラ業) 

導入業務

ガスの開栓受付 

導入目的

多様な働き方、既存事業拡大等

Before

業務課題

  • ●NEXT Visonに向けた経営課題の解決:クラウド化・デジタル化の推進 

    2030年に向けたNEXT Vision達成に向け、日ごろから部門横断で5つの経営課題の解決を目指す同社。 

    コールセンターの責任者である金瀬様と、グループ会社全体のデジタルツール活用を推進する佐々木様が連携し、コールセンター部門での課題解決貢献に向け、部門横断で取り組みを進めていた。 

     

    コールセンター部門では、まずは下記を解決するため、オンプレ型PBXからクラウド型CTI「BIZTEL」へのリプレイスを行った。 

     ●設備更新時の費用低減、負荷軽減
     ●災害・停電時等のBCP 対策
     ●働き方の変革に対応
     ●
    コールセンター機能の強化 


       

      ●お客さま満足度の向上・オペレータ負荷軽減:自動化の推進 

      年間6万件近い呼量と8000件のWeb受付を8名で対応している同社コールセンター。 

      BIZTEL導入後は、IVRによるHP誘導/有人対応の分岐を行っていたが、お客さまの自己解決の促進、またオペレータの負荷軽減のため、クラウドツールによる自動化を検討。
      定型業務の呼量が多いことからも、ボイスボットの導入検討に進んだ。



    Solution

    解決策

    中期経営計画で設定した目標を3年後までに達成するため、スピード感を重視していた同社、複数ベンダから提案を受けた中で、下記点からcommuboを評価・選定した。 

     ●BIZTELとの連携(選定前提条件) 

     ●自社でシナリオのカスタマイズ・構築が可能 

     ●安価で性能がよい 

     ●導入期間が短い 

     ●サポートの手厚さ 

     ●音声認識の高さ 

     

    ●commuboの運用内容と体制 

    定型業務の中から、聴取項目、ひいては会話のラリーが多い、ガスの使用開始(開栓)受付業務に絞りスモールスタートを実施。 

    ラリーが多く、シナリオの作りこみが必要な業務にあえて最初に着手することで、自動化の効果を図りやすくする狙いで実施。(1つ目の業務で効果が出れば、よりシンプルな他2業務も効果が出やすいと想定) 

     

    シナリオ制作は、現場コールセンターが日々応対を行いながら準備を進めるのは難しいと考え、支援部門であるDX推進グループの佐々木様が担当。日頃からの部門横断コミュニケーションを活かし、現場の知見やフィードバックを都度連携しながら調整を重ねた。 

    commuboの対応内容だけでなく、commuboと連動したRPAによる作業自動化も別途構築することで、後工程も含めた作業を簡略化。オペレータは受付内容のダブルチェックと、追加連絡が必要なお客さまの対応のみに従事することで、総合的に運用負荷軽減となる仕組みを整えた。 

     

    ●シナリオの工夫 

    既に運用中のWeb受付の内容をベースとし、電話応対に合わせてチューニングを行った。 

    現場オペレータによるテストや、マニュアル内容と応対を揃えるなどの試行錯誤を行ったが、有人対応に合わせると通話時間が長くなることが判明。言葉の丁寧さよりも、お客さまに時間を極力とらせないことを優先し、発話はフランクで短めに修正。さらに、セルフエディットページ(commuboと連動した入力フォーム、オプション)を活用することで、電話応対では聴取に集中し、お電話後にお客さまが必要に応じて受付内容を加筆修正いただく方法に変更することで、スムーズに受付を行えるようにした。 

     

    commuboはユーザー自身でシナリオを自由に設定できるため、シナリオの細部調整を可能にした。さらに、ダッシュボードが視覚的に見やすく、日々使用するデータ出力形式の保存など、細かい機能も充実しており、シナリオ制作者と管理・運用者どちらにも充実したUIにも満足している。



    After

    導入効果

       ●昨年度からのコールセンター席数減少にも関わらず(10→8名)応答率はほぼ維持できている 

       ●引っ越しなどの繁忙期の呼量増加にも対応可能な体制へ 

       ●社員は余裕ができることで、複雑な対応への集中や、イレギュラーな業務の対応に手を回せるように 

       

      今後はさらなる経営課題の解決のため、下記の範囲にも業務拡張の予定。 

      中期経営計画の中でも対お客さまに関する取り組みは多く、今後コールセンターとお客さまとの接点はますます増えていくため、人で対応すべき業務は有人オペレータが余裕をもって応対できるよう、さらに自動化を推進していく。 

       

       ●24時間365日対応への拡大(現在は有人と同様の対応時間のため、時間外・日祝へ対応を拡大) 

       ●残り2つある定型業務の自動化 

        ・ガスの使用停止(閉栓)受付 

        ・ガスと暮らしの安心点検(4年に一度のガス設備定期保安調査)受付