commubo 導入のポイント

会話業務への新たなシステムの導入にあたっては、一般にさまざまな検討が行われます。
自然会話AIロボット commubo を導入いただく際のポイントをご紹介いたします。

電話番号やコストに応じた
電話システム

commubo の導入にあたっては、現在の「電話番号」をそのまま利用して電話システムに接続するか、あるいはシステムの初期コストと準備期間の削減を目的にフルクラウドの電話システムに接続するかなど、導入企業さまの優先度に応じた接続方式をご検討いただいています。

今の電話番号をそのままに:既存CTIシステム連携型

いまお使いのCTIシステムに、IP電話の通信プロトコル (SIP/RTP) によって、クラウド上の commubo が内線電話機として接続することが可能です。
導入企業さまのネットワーク構成によって、ファイアウォールやVPN接続の設定が必要になる場合があります。

企業さまのCTIシステムに接続

導入企業さまのCTIシステムとの接続イメージ

既存の会話業務の電話番号を変更せずに、commubo を導入されたい場合などにおすすめです。

初期コストを抑えて早期導入:フルクラウド型

ソフトフロントのtelmeeをお使いいただくことで、簡単にクラウド上に電話回線を新設して commubo へ接続できます。
導入企業さまからは、クラウドの管理ページから電話やAIロボットの設定や、会話内容の確認が可能です。もちろんロボットの電話内容をモニタ (聴取) することも、通話に割り込んで会話を引き継ぐこともできます。

クラウドテレフォニー「telmee」との接続

クラウドテレフォニー「telmee」との接続イメージ

既存の会話業務とは別に新規窓口を立ち上げる場合や、初期コストを抑えたい場合、トライアル導入の場合などにおすすめです。

発信/着信の業務フローに合わせた配置

commubo commubo は、お客様へ発信 (アウトバウンド) する会話業務、着信 (インバウンド) に対応する会話業務のいずれにも対応できます。
IVR (自動音声応答装置) などの既存のシステムや、人間のオペレータやスーパーバイザーとの業務分担によって、システムの構成は変わります。
下記の構成のいずれかを基本としてご検討いただくことで、ポイントを整理して早期に commubo を導入いただけます。

インバウンド業務:既存IVR踏襲型

commubo 既に IVR システムをお使いで、IVR で切り分けた (あるいは切り分けられなかった) 一部の電話に対して、commubo が応対する場合の構成です。
既存システムを有効活用し、既存の業務フローを大きく変えることなく、commubo を導入いただけます。

既存のIVRを踏襲して導入

着信電話を IVR が一次受けして、一部のメニューを commubo が対応

インバウンド業務:commubo IVR+有人型

IVR を代替し、お客様からの電話に commubo が一次対応する構成です。
お客様の用件に素早く対応し、対応時間の短縮や、満足度向上を実現することが可能です。

commubo をIVRの代替で導入

着信電話を commubo が一次対応して、柔軟な対応が必要な電話をオペレータに転送

アウトバウンド業務:commubo プレゼンテーション型

お客様への電話発信の業務において、定型的な商品説明や督促などを commubo が対応し、購買や契約などのクロージングを人間のオペレータで対応する構成です。
大量の電話発信を行う業務など、貴重なスーパーバイザー/オペレータを効率よく組織運用することが可能です。

commubo が会話の冒頭部分を担当

発信電話の導入部分を commubo が対応し、クロージングに進んだところでオペレータに転送

アウトバウンド業務:commubo エンディング型

獲得が貴重な電話や、複雑な会話を人間のオペレータが対応し、重要事項説明などの定型的な内容を commubo が引き継ぐ構成です。
説明の正確性や、確実な伝達が必要な会話業務を、効率よく運用することが可能です。

commubo が会話のクロージング部分を担当

発信電話の導入部分でオペレータが応対し、定型説明に進んだところで commubo へ転送

導入のステップ

commubo 導入にあたっては、会話業務の分析やシステム連携の検討、実証確認など、本格的な運用に向けたいくつかのステップでご検討いただいております。

  • ステップ1. 検討/設計おおよそ 0.5〜2ヶ月

    ■ 業務ヒアリング

    ご利用目的や既存のオペレータやスーパーバイザーの構成などヒアリングし、要件を整理いたします。

    ■ 会話シナリオ調整

    既存の会話シナリオ (トークスクリプト) の有無をヒアリングし、制作方法等についてご相談いたします。
    デモを作成し、導入イメージをご確認いただきます。

    ■ 既存システム連携

    お使いのコールセンターシステムとの連携の有無を確認し、連携する場合のI/F仕様を確認いたします。

    ■ 御見積とご契約

    commubo 導入費用のお見積りをご提示し、利用契約を締結いただきます。

  • ステップ2. トライアル(PoC)おおよそ 0.5〜2ヶ月

    ■ トライアル実施

    必要に応じてSI開発を実施し、社内外における試行運用を開始いただきます。

    ■ チューニング調整

    トライアル期間で発見された課題に対して、会話シナリオや業務フローの調整などの対応を行います。
    トライアル実施~チューニング調整のサイクルを複数回試行します。

    ■ 本格運用に向けての体制準備/稼働

    AIロボット数の検討や、サポートの体制について調整いたします。

  • ステップ3. 本格運用

    ■ 本格稼働

    社内外向けに本格運用を開始いただきます。

    ■ チューニング調整

    本格稼働の中で新たに発生した課題に対して、必要に応じて各種調整を行います。

    ■ サポート

    本格運用中での各種ご相談対応やシステム拡張といった、導入企業さまのビジネス拡大をご支援いたします。